槍ヶ岳開山(著 新田次郎)、一心不乱であれ

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投稿者:chikunai 投稿日時:2012-07-19(木) 02:28

登山が趣味に加わったので、またまた登山の小説を購入してみました。

日本で五番目に高い山、槍ヶ岳に初て登頂し、登りやすくするために、一心不乱に修行した僧侶の話しです。

時代は江戸時代末期。米の不作を理由に農民が起こした一揆に巻き込まれ、過って妻を殺してしまったことから、主人公 播隆(当初は岩松、岩仏と呼ばれる)は出家します。

周りには、同じ仕事をしていて性格がしたたかな与三郎、一揆の主犯の息子で出家した徳助、事業に意欲的な椿宗和尚など、個性的な人物が顔を揃えます。

妻を殺してしまったという良心の呵責に苛まれ、最後に見せた苦しい顔を乗り越えるために、自信に厳しい修行を課している姿は、心うたれます。

あまりにも話しがうまく行き過ぎな感じはありますが、多くの人が播隆の姿に心打たれます。

いつしか上人と呼ばれますが、上人ってあんなに簡単につけていいのか疑問です。

椿宗和尚など多くの僧侶、農民、さらにはお殿様まで味方につけ、あれよあれよとまわりに担ぎ出され、笠ヶ岳の再興、槍ヶ岳の開山とつながります。

当時の雨具、靴、食事などの登山の装備からすると、登山は命を落とすほどの危険で、大変であった事が知らされます。今の登山は、軽くて暖かいダウン、雨をはじき空気を通すレインジャケット、軽量のザック、携行食などは、本当に助かります。山頂でカップヌードルが食べられますから。

それだけに、槍ヶ岳開山の功績は、すごいとしかいいようがありません。

最後、死ぬ間際の裏切りは悲しすぎます。懺悔が聞き取れ、救われたことを願うばかりです。

播隆上人によって開山された槍ヶ岳は、今も日本屈指の人気の高い山であり、登山ができることはとてもありがたい。

いつか槍ヶ岳は登頂したい。




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