新世界より(著 貴志 祐介)、からさらに新世界へ

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投稿者:chikunai 投稿日時:2011-05-08(日) 22:57

どこかのブログで、面白いSF作品として上がっていたので、手に取ってみました。

上巻の前半は、和製ハリーポッターか、と思うような、ほんわかした少年たちのストーリー。

と思いきや、某電機メーカー製のミノシロモドキ登場から急展開する。今まで何も語られてこなかった反動から、雨が降り注ぐぐように一気に情報が得られたので、一気に世界観に引き込まされた。

つじつまあっているのか?と考えさせられる暇もないくらいに。 うまい。

そして、この世界が実は監視社会であることが、徐々に明らかになっていく。

高度な社会と思いきや中世、悪鬼と業魔の存在、大人達の行動、ねこの噂。さらに、著者による残虐な殺戮の描写、同性愛を推奨した世界観、どれも不気味だが、読むのを止められない。

業魔がついに登場。上巻では、まったくよくわからなった驚きの事実を知る。そして、また何事もなかったかのように平穏な暮らしに戻れた。と一息つけたと思い、勢いが落ち着いたと思えたところ、新たな展開。引き込まれまくりです。

バケネズミの反撃と戦争、悪鬼の出現と弱点、バケネズミの出生秘密と管理社会の理由、最後まであっと言わされ続けました。

著者がホラー作家だけあって描写がちょっとグロいけど、面白い作品でした。争いのない社会はないんだと見せつけられた作品ではないか。

管理者会化したグロい背景や経緯には、今ひとつ納得はできていない。それは超常現象という存在があるからだと思うが。どうして「愧死機構」ができて、このような悲劇的な監視社会が生まれたのだろうか。

次世代が良い社会を作ってくれる事を願う。渡辺早紀のような存在は貴重だ。

残念ながら映像化は不可能ではないか。でも、これが映像化できたらすごいと思う。GWがあっという間に読書で消費されてしまった。




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