カスの商売

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投稿者:chikunai 投稿日時:2007-03-26(月) 00:00

昨日、どこぞのテレビ局でやっていた

文具メーカー コクヨと、

家電メーカー 日立の創業期の

ドキュメンタリー「オンリーワンの原点」を見た感想。

コクヨの原点は「カスの商売」。

「世の中には、面倒でやっかいで儲からない、一生かかってもうだつが上がらない仕事、言うなればカスの商売しか残っていない。これを当たり前だと覚悟して、私は一生カスの仕事をやり続けよう。ただし、カスはカスでも、世の中の役に立つ仕事をしていこう…」

良い商売は、既に金持ちや賢い人が先にやっている。

から来た言葉。

どこかのおっちゃんもそんなこと言ってたな。

コクヨは創業当時、

大福帳の顔である表示製造。

とても大事なんだけど、商品価格の20分の1という

儲けの少ないカスの商売をしていました。

そこから、100枚と表示しておきながら、

100枚以下の大福帳がほとんどだった劣悪な品質に着目し、

きっちり100枚という品質と、

「正100枚」という表示。

さらに高付加価値をつけて他よりも高い値段にしても

売れて軌道にのったそうです。

日本製 複式簿記の台帳を作る際、

今では当たり前、試作品をお客様に提供して、

顧客のニーズを吸い上げ、次の商品開発に生かす

そんなノウハウを習得して、さらに成長したそうです。

とにかく創業者 黒田善太郎が重視していたのが、

カスの商売を率先し、しかも品質重視だった点でした。

お客様を裏切らず、お客様に責任を転嫁しない

そんな姿勢がとても好印象でした。

日立は、

帝大卒の小平浪平が、

いつか国産の発電機を作りたいという一心から

藤田組小坂鉱山、

広島水力電気株式会社、

東京電燈株式会社(現東京電力)を経て

久原鉱業所日立鉱山の工作課長として入社。

前社は当時超有名企業であったため、

周りからは信じられない退社という行動をした。

それも国産発電機を作りたい一心で。

この鉱山で、自前の電気設備を一から作ったことが発端で、

社外に向けて売れると決断し事業化、

日立製作所が誕生した。

関東大震災のときは、

日立市に工場があったため震災は免れ、

絶好の商機だった。

それにもかかわらず、地方の良い仕事を断り、

率先して関東向けの修理、電気設備の設置に尽力。

その評判から、地方の電機メーカーから、

いちやく大企業の仲間入りをした。

小平浪平は、とにかく他の人が進まない道を選んだ。

発電機のモーターのみならず、

次を見据え、

早くから電気機関車や、冷蔵庫などの家電製品の

開発をしていた。

印象的だったのは、

仕事は部下に一切任せ、口出しをせず、

聞かれたときだけ答えた。

また、不可能という仕事を引き受け、

実現させていった。

技術屋としての成長を願い、

チャレンジスピリットを重視していた点。

技術系の会社だ。(いままでの社長は、すべて技術畑出身者らしい)

ところで、日立製作所のWikipediaを見ると、

JRのMARS(いままでマ-ズって言ってた。正確にはマルスらしい)は

日立製作所が作ったらしい。

MARSは座席予約システムで、

情報工学系では教科書にも出るくらい有名。

顧客名寄せは、

アグレックスを見ていると

カスの商売のような気がしてきた。




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